下戸と酒

酒を飲むことができない人を「下戸」と呼ぶ。身体的に酒を分解する能力がない、または極めて少ないひとのことだ。
しかし、「以前は飲めなかったのに、飲んでいるうちに飲めるようになった」という人がいるのはなぜだろう?
これは酒を飲むことで発生するアセトアルデヒドという物質を分解する代謝経路が、体内に2種類あることが関係している。

体内に吸収されたアルコールはアセトアルデヒドに分解されるが、分解しきれずに残り続けると吐き気をもよおし、ひどい場合は死に至る。


そのアセトアルデヒドの約8割を分解するのが、アルデヒド脱水素酵素だ。ALDHにはタイプ1と2があり、タイプ1はアセトアルデヒドを分解できるが、タイプ2は分解能力が極めて低い。

下戸なのに酒を飲んでいる人は、ALDHの力をほとんど借りずに、別の能力を使って飲んでいるというわけ。別の能力というのはMEOSという物質だ。これはALDHとは異なる代謝経路で体内のアセトアルデヒドの分解が間に合わないときに活躍する。

MEOSは、鍛えることでアセトアルデヒドの分解能力を高めることができるのだ。
しかし、MEOSを使い過ぎると肝障害を起こしやすくなるという。
ナメクジを食べてはいけない
下戸と酒
あくびは伝染する

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